ホームインスペクション中に見つけた天井の染み。
先ずはじめに考えるのが屋根面からの雨漏り。
ところが触ってみると湿気った感じがありません。
そこで木材含水率計で計測すると他の部分との変化なし。(10%以下)
念のため赤外線サーモグラフィーカメラで確認しても変化なし。
勾配天井の一部だったので屋根裏を直接目視することはできませんでしたが、周囲の状況から見切り材を塗装したオイルステインが付着したものと診断しました。
後日補修した様子を伺いましたが、ペーパー掛けにより除去できたとのこと。
やはり原因は塗装オイルの付着でした。
壁や天井に染みがあるイコール「雨漏り」ではないケースもあります。
ホームインスペクションでは目視が基本ではありますが、このように様々な道具を駆使して原因にせまっていきます。