基礎換気口と基礎パッキン

中古住宅の基礎には床下の換気をするために換気口が設置されていることがあります。

ですが最近の住宅にはそれがありません。
ではどうやって床下の換気をしているかといいますと「基礎パッキン」と呼ばれるものを基礎と土台の間に設置してそこから換気をしています。

おそらく2000年以降ぐらいからこの基礎パッキンが主流になってきたと思われますが、そのメリットは基礎強度の向上や施工のしやすさ、換気量の増加と言われています。
もちろん基礎の途中で開口を設けないことは良い点ですが、換気量については同じ条件であれば基礎パッキンが有利ですがそれよりも周辺の環境による部分の方が多いと感じています。
これはこれまで新築、中古問わず多くの床下の潜ってきた実感ですね。

最近は「基礎断熱」が採用されるケースもあるので、床下の環境についての選択肢が増えてきました。
今でも基礎に換気口を設ける仕様もありますのでそれぞれの工法のメリット、デメリットをよく理解して採用する必要があります。
またせっかくの基礎パッキン工法でもその厚みは20㎜程ですので、植栽やガーデニング道具、エアコンの室外機や物置き等で塞がれてしまっては換気量不足になってしまいます。

いつも話しておりますが最終的に良い家には「適材、適所、適施工」が必要不可欠です。

0120-786-104 無料定期相談会ご予約